東京上空いらっしゃいませ(１９９０)

田子町で開催の相米慎二監督映画祭りで上映された「東京上空いらっしゃいませ」。

上映後、ゲストの中井貴一らトークショーも楽しかった。

（その時の模様は↓コチラ参照）

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＜感想・天然素材、牧瀬里穂の魅力100％＞

〇かけだしのキャンペーンガール・ユウ(牧瀬里穂)は、スポンサー(笑福亭鶴瓶)との枕営業などまっぴら御免と走行中の車から飛び出しあっけなく交通事故死・・・したはずだが、死神？(鶴瓶・2役め)をまんまと騙して地上に戻り、広告代理店の社員(中井貴一)を巻き込み、生きること、やりたいことを目いっぱい満喫する。ファンタジーなのかな、恋愛要素もあるっちゃあ、ある。

〇とにかく、前髪ぱっつんの牧瀬里穂がかわいいったら！！

デビュー作でぎこちない演技、しこたま相米慎二に怒られながらの撮影だった（中井貴一談）よう。

なんとなく、「セーラー服と機関銃」の頃の薬師丸ひろ子の発声と似てる。

〇中井貴一は惰性で暮らす冴えないサラリーマン。下界に降りたユウに巻き込まれ事故状態。

〇広告代理店の面子で出演、出門英の遺作らしい。コント山口君と竹田君の竹田君もいた。オヒョイさんも。

〇終盤のライブ、ダンスシーンで急に輝きだす牧瀬里穂。

この場面の為、ストーリー全て壮大な前振りといってもいいくらい。

中井貴一が牧瀬里穂を抱きかかえて楽器(あれはトロンボーン？)演奏するシーンはアドリブらしいが、あの場面が特に印象的。

〇トークショーでも話題になったが、所々「ローマの休日」を彷彿させる。

〇CGでなんでもできちゃう今とは真逆。

このころの相米監督、かなりビンボーだったらしく映画も全体的にチープ。

〇映画主題歌は「帰れない二人」。

井上陽水と忌野清志郎のあの曲が、いろんな人にカバーされ劇中に流れてた。

おススメ度：★★★☆（3.5／5）